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第七世代はやはり「マツダティ」だった!!

 

 次世代FRを正式発表

5月9日にマツダの決算発表があり、正式にFR化を意味する縦置きアーキテクチャーの導入がアナウンスされた。同時に直6のディーゼルとスカイアクティブX、さらにアウディやメルセデスで導入が進んでいる48Vマイルドハイブリッドについても明記された。

 

 

エッジの効いた第七世代へ

第六世代では、マツダのあらゆるモデルが「クラスレス」で高品質を備えている!!とアピールして来たが、第七世代では一転してドイツのプレミアムブランドのようにヒエラルキー原理を持ち込んきた。ドイツプレミアムブランドではいずれも、上が縦置き、下が横置きの体制をとっている。第七世代のマツダはこれをコピーしたように同じなので、またまたカーメディアに「欧州コンプレックス」とか書かれるのだろう。

 

 

ドイツ・コンプレックス再び!?

メルセデス、BMW、アウディ全てに当てはまることだけど、下の横置きシャシーがそこそこ優秀で当然ながらコスパがいいと感じる。中国市場で横置きがあまりにもバカ売れし、大型を好む風土があり縦置きが中心だった北米市場にも次々と導入されている。北米メルセデスは3万ドルがスタートだけど、従来そこに置かれていたCクラスは4万ドルへ値上げし、横置きのAクラスセダン(A220)が新たなボトムになった。

 

 

北米戦略を見る限りは現実的

第七世代の先陣を切ってMAZDA3が北米で発売されているけど、特段に価格アップはしておらず21,000ドルの設定。2.5Lガソリンユニットなので、2Lターボ188psのA220と同程度のユニットが載っている。プレミアムブランドと同じ土俵に立つ「プレミアム・パッケージ」で26,500ドルとなっていて、ライバルメーカーを意識してかパドルシフトなど搭載されているらしい。

 

 

10万ドルクラスのエンジン

MAZDA3はボルボやプジョーのようなお値打ち感を主張するアプローチでドイツブランドのシェアを切り崩す狙いがあるのだろう。これに対して創業100周年となる2020年に大々的にデビューしそうな縦置きシャシーの上級モデルは、直6ディーゼル&スカイXに3つの過給器を搭載する・・・と結構前から報道されてましたが、これなかなか凄い重装備ユニットのようだ。直6の代名詞BMWの日本未導入モデルに搭載されている直6クワッドターボ(750d、アルピナなど)に匹敵するような「工芸」エンジン!?

 

 

記号的消費のエンジン

4ドアのサルーン及びラージSUV用に使われる3チャージャー以上の「工芸」ユニットとしては、BMWのディーゼルクワッドターボ、ポルシェのパナメーラの「ターボS・E・ハイブリッド」くらいしかない。さらにAMG、アストンマーティン、ベントレー、ウルス、ロールスロイス、GTC4ルッソ、マセラティ、レクサスなどにV8ツインターボが使われているけども、この面々の中にMAZDAが入ってくる。

 

 

もはや「ソニー」ではない

アメリカ市場を強く意識した改革とはいえ、完全に実用性の域を超えた「記号的消費」の領域へとMAZDAは駆け上がる。この前読んだ金井さんのインタビュー本では80年代(第四世代)、90年代(第五世代)の頃には「MAZDAはソニーになりたい」と社内では語られていたらしいが、ソニーは「記号的消費」を追求できなかった。トランジスタラジオ、ウォークマン、プレイステーションを作っただけでも十分に偉大だけども、機械式時計やライカのような工芸カメラのような価値は作れなかった(私の知る限りでは)。

 

 

プレミアムブランドの顧客

「AMG」ブランドが「工芸的価値」を追求する一方で、「メルセデス」ブランドは「ステータス消費」の域を出ない。「記号的消費」に括られる中でも消費者の動機は大きく違う。トヨタも「GR」で「工芸的価値」、「レクサス」で「ステータス消費」を狙ってブランド分けをしている。世の中には色々なユーザーがいる「本物志向」もいれば「ブランド頼り」の連中も・・・。

 

 

ダサいマツダ

マツダも1つのブランドの中で「工芸的価値」と「ステータス消費」を追求するのかもしれないが、誤解を恐れずに言ってしまうと「ステータス消費」を狙った商品というのは徹底的にダサい。メチャクチャ失礼な話だけど、ゲスな中流意識だけで生きている人々にとっての幸せを、同じステージで享受したいとは思わない。トヨタや日産を避けてマツダを買う人にはよくわかってもらえると思う。ただし第六世代のマツダは少々「ステータス消費」の匂いがずっと違和感としてつきまとっていた。

 

 

突き抜け始めた「日本製」

セイコーの「ガランテ」「クレドール」や、サントリーのジャパニーズビンテージウイスキーは、なかなかの価格をつけているけど欲しくなる要素は十分に備わっている。日本メーカーが「日本製」を掲げて作る商品として、同じように第七世代のMAZDAのFRサルーンも1500万円くらいで勝負できるクルマになるんだろうか。

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    チャウエンビーチ (金曜日, 24 5月 2019 15:29)

    現行CX-5に乗っていますが、MAZDAのFRサルーンが、ものすっごい楽しみです。

    さすがに1500万は手がでません。レジェンドやGSあたりの価格帯で勝負してくれれば、とワクワクしております。