デミオとアクセラの可能性

 

 

 

MAZDAの次世代小型車は凄そうだ!!

新型アクセラ(MAZDA3)が発表されて、MAZDAの小型車戦略に明るい展望が!! 小型車の定義がちょっと難しいですけど、VWやプジョーが廉価モデルとして扱うA/Bセグよりもワンランク上で、メルセデスやBMWの廉価モデルのCセグとほぼ同じと言っていいのかもしれない。今後出てくるグローバルでトータル80万台を目標に掲げる上級シャシーモデルは、レクサス、日産、ホンダに変わって新しく「日本の高級車」の代表的モデルになれそうなクルマが作られることになりそうだ。

 

 

新型ユニットが続々登場!?

スカイアクティブXの最初の搭載車が小型シャシーのアクセラ。普通はフラッグシップから採用していくものだろうけど、ちょうどCセグぐらいのボデーに最も適したパワーユニットなのだと思われる。大型モデルは300ps級ユニットなので2.5Lガソリンターボと、噂の直6ディーゼルが担当する!?

 

 

3クラス3様

アテンザに相当するユニットは48VかもしれないマイルドHVの2.5Lターボ。アクセラにはSPCCI。そしてデミオにはロータリーを使った日産e-POWERのようなユニットがスタンバイしているらしい。あえてヒエラルキーを壊して、各クラスのモデルに全く別の価値観が備わったユニットを用意。フラッグシップのアテンザは従来型のガソリン&ディーゼルでも商品価値は高められる。実際に7年目の大刷新MC(幻の4代目)モデルの販売は良好のようだ。

 

 

各モデルにファンが増えそうだ

アテンザ、アクセラ、デミオを予算やらサイズやらで選んでますけども、どーしてもアテンザが上級という意識が今まではあった。それが次世代のマツダでは、大きいサイズにゆったり乗りたいからアテンザ。SPCCIで世界最高のアクセルフィールをベストなサイズのボデーで味わいたいからアクセラ。ノートe-POWERのマツダ版が欲しかった!!という人にデミオ。とりあえずとても前向きな気分でクルマを選ぶことができる。これはブランディングとしては未知の領域だけども、ユーザーの気分は非常に高まるんじゃないだろうか!?

 

 

新型アクセラの秘めた狙い

しかも次世代の小型シャシーがいよいよ登場しましたけど、一番の狙いはこれまでにありえなかったくらいの静粛性&NVH性能なんだってさ!!アクセラだけどレクサスLSを喰ってしまいますよ!!ってことらしい。トーションビーム採用&静粛性の向上といえば、現行のVWゴルフが辿った道。フロント横置き設計の利点を最大限に味わい尽くした設計でゴルフとアクセラはCセグの頂上決戦を繰り広げていたけども、ヴェルフスブルクとヒロシマのCセグはいよいよシュツットガルト、ミュンヘン、ヨコハマの上級モデルを陥落させるか!?

 

不可能を可能にするから面白い

ゴルフやアクセラが、Eクラス、5シリーズ、フーガよりも静かになる。FFモデルの方が「居住性」の向上に関して元々から有利なので、十分に実現可能だと思われるし、現行モデル同士でもそれほど差はない。その昔にゴルフGTIが「アウトバーンの民主化」を実現した!!と言われてるけど、再びゴルフ8とアクセラ4はさらなる「下克上」を狙って意欲的な開発が行われていることが十分に想像されます。

 

 

うまくいってる・・・

新型アクセラは、異例の人事で販売部門出身の主査が行なったらしい。販売サイドから思いっきり希望通りのクルマを作る・・・まあ当たり前ですけど、まずはユーザーからの問い合わせが殺到しそうな、とても売りやすい流麗なデザインになりますよね。主査によると、「絶対にこのクルマが欲しい」と思ってもらえる価値の実現に最もこだわった・・・とのこと。実際に乗ってみて致命的な欠陥とかなければいいけども、とりあえずMAZDAはそんな失態とは一番無縁なメーカーだと思う。内外装はとてもいい仕事しているし、そしてなによりも主張する「静粛性」「コントロール性」「上質感」が宣言通りならば、世界はひっくり返る!?オートサロンが楽しみだ。

 

 

勝てるから作った!!

プロモーションやティザー戦略からして、とにかくMAZDAにとってはどんなライバルにも「勝てる」モデルであり、非常に完成度が高いのだろう。企画・設計の段階から、スゲーことが実現可能!!かなりの自信があったんだと思う。もしそうでなかったら、大手メーカーや新興国メーカー相手にMAZDAの存在価値を見せられないと思うなら、とっくに完成品メーカーをやめて広域サプライヤーにでも転身する選択だってあったはず。もし新型ユニットが不調でこのアクセラがコケたら・・・今度こそ中国メーカーに買収されちゃうだろうな。

 

 

SPCCIありきではない!!

しかしマツダはちゃんと最悪の事態をシュミレーションしているようで、あくまでSPCCIは一部グレード用の特殊なエンジンであり、SPCCI抜きでも十分すぎる競争力が確保できるクルマを作り込んできたようだ。主査がいうには「このクルマの売りはSPCCIではありません、静粛性、走り、音響性能なんだってさ。

 

 

120万台も夢ではない!?

デミオ、アクセラ、CX-3の新型の小型3車種でグローバル120万台が目標らしい。中国では日産シルフィが月に5.5万台売るらしい(とうとうVWのトップモデルを超えたらしい)。単純に年間60万台あまり。とりあえず中国でシルフィ、VWの専売Cセグ、カローラ、北米でシビック、カローラといったモデルに割り込んで売れるくらいじゃないと120万台は見えてこない数字。アクセラ発売後のマツダの躍進は如何ばかりか!?

 

 

「ゴルフGTIが示すVWの現在地」

 

 

↓これはやっぱりアテンザになるのだろう・・・

 

 

最新投稿まとめブログ

 

 

↓MAZDA3主査のインタビューが出てる!!

ホリデーオート 2019年1月号 [雑誌]