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MAZDA3(アクセラ) どこの市場を狙っている!?

 

 2〜3%とは言わなくなった!? 

かつてマツダは、今後のマーケティング戦略に対して自嘲気味に「我々のクルマは3%の人にしか支持されない」と言っていた。そんなマツダも日本市場における普通車シェアは4〜5%をマークするようになっている。誰がどう考えてもそこまでエキセントリックなデザインを使っているわけではないし、むしろ3%以下に収まるべきはプリウスのようなデザインじゃないかと・・・。

 

 

不気味なくらいに真面目

新型MAZDA3は、その全身から「売れてほしい」というメッセージが伝わってくる。どこまでもクソ真面目にデザインを煮詰めて狙い通りにカッコよく作れるブランドは世界にどれだけあるだろうか!?(MAZDAだけとは思わないけど) ちょっと大げさに感じるフロントデザインにレクサス的な「遊び」が見られるけども、ほぼほぼ機能美だけで作り切っている。

 

 

ビッグ3を嚙るデザイン!!

これだけ均整のとれたデザインならばVWゴルフがドイツでそーであったように、「国民車」として広く受け入れられるような『下地』が備わっていると思う。例えば日産リーフやトヨタプリウスがこのデザインで発売されていたならば、北米でテスラ・モデル3の台頭を防ぐこともできたかもしれない。新型MAZDA3のデザインにサプライズはない。MAZDAが期待通りにやり切っている。ハッチバックはドイツメーカーやフランスメーカーが近々類似のデザインのものを出すだろう。もはや2〜3%のデザインではない。カローラ、シビック、ゴルフを削りにきている・・・。

 

 

デザイン部門の権限強化を感じる

まだ発表から1週間程度しか経過していないにもかかわらず、ずっと前からあるデザインのような「温かみ」を・・・ってまあ当たり前で、すでに東京MSで予告済みであり、全体の印象もマツダのコアコンセプトから大きく変わるでもなかった。マツダのデザイン部門のボスは執行役員になっていておそらく歴代のデザイン本部長よりも大幅に権限が増えているんでしょうね。「魂動に文句あるのか!?」「MAZDAが存続できているのはどの部門のおかげだ!?」くらいの勢いで肩で風を切って歩いていそうだ・・・。

 

 

魂動=中型車デザインの原器

そりゃ現場のデザイナーも本部長様に気を使いますよねー。MAZDAがMAEDAである限りはほぼほぼ『魂動』の方針が続くのだと思います。余談だけども、アニメ大国フランスを象徴するようだエッジの効いた二次元デザインになった新型プジョー508に、欧州や日本のユーザーが期待していたのは、アクの強さではなく、それほど肩肘を張ることなく、この新型MAZDA3セダンのような落とし所がとてもナチュラルな仕上がりだったかもしれない。プジョーのブランドイメージにも合っている!?

 

 

セダンデザインの源流は!?

プジョーらしいと感じるのは・・・どうやらマツダの開発陣がこのメーカーにインスピレーションを得ているらしいという噂の域を超えた佇まい。そして新型MAZDA3セダンのデザインは、どやら『あるモデル』をたたき台にして急ピッチで仕上げられたのでは!?という予測も頭から離れない。このデザインはいち早くエクステリアを公開していた新型508サルーンを元に、MAZDAが独自の修正を加えて生まれた可能性もある(つまりパクった!?)。

 

 

アクセラセダンは脱皮した!?

昨年の東京MSに間に合わなかったセダンのデザインは、3代目アクセラセダンでも相当に苦心していたようで、現行マツダの「魂動」ラインナップの中で最も地味でこれがMAZDA?って感じの見所に乏しいものでした。同クラスの他ブランド車にしばしば負けちゃうデザイン!?CLAやアウディA3セダンが予想外に日本で売れたのも、アクセラセダンが不甲斐なかったから!?

 

 

変遷・流転

初代アクセラセダンは、今よりもずっと華奢でユーノス500を彷彿とさせるような機敏なスタイルでしたが、今見るとどこか、ロシアか東欧で作ってそうな「20世紀の香り」をストレートに漂わせている。ここから2代目、3代目のアクセラセダンのデザインはやや混迷。今のMAZDAの美意識の基準からすると物足りなさが・・・。

 

 

MAZDA3倍増計画

4代目にして、いよいよMAZDA3セダンが狙い通りの仕上がりになった!?ユーザー側の満足度はハッチバックとともにセダンも相当に高まったんじゃないだろーか。アメリカ&中国市場でブランド全体がさらに成長するためには、このMAZDA3セダンの完成度がSUVと並んで最も大きな影響力を持つ。マツダがSUVに続いてグローバルに大穴を開けるとしたらこのクルマだ。40万台を倍増させればCセグのトップだが・・・。

 

 

メルセデスなんてさ・・・

メルセデスがAクラスセダンを発売してさらなる中国&アメリカでのシェア拡大を狙っている。10年落ちの三菱シャシーと、マツダの最新鋭シャシーがガチンコで勝負すれば、まあ順当にMAZDA3の勝ちだと思う。メルセデスの「セカンドライン」が日本に定着するのが早いか!?マツダが堅実さと先進性を見せつけるのが早いか!?世界のカーメディアの注目度は断然にMAZDAに分がありそうだ。

 

「スモールセダンが再びクルマを面白くしてくれそうだ・・・」

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    通りすがり (水曜日, 05 12月 2018 23:28)

    デザインにおいて「ファミリーフェイス」の統一をやると、Bセグ、Cセグ、D(又はCD)セグメントの中でCセグだけが苦しい立場になる傾向があると思います。
    BとDだとサイズ差が大きいため、デザインの類似性は特に目立ちませんが、CとDはサイズが近い分どうしてもCセグ車が割を食うと思います。
    具体的に言うと、Cセグ・セダン→「Dセグを縮めただけ、寸足らず」、Cセグ・HB「Dセグ・ワゴンをブった切った様な寸足らずなデザイン」といった印象を受ける傾向があるのではないでしょうか。アテンザvsアクセラのデザイン比較では初代アクセラHBを除いて、全てアテンザの方が格好良く見えていたと思います。(2代目アクセラ・セダンも悪くはなきけれど、2代目アテンザ・セダンに比べれば…)
    3代目アクセラに関して言えば、良いデザインですがアテンザのデザインが良すぎるため、比較評価するとどうしても△(〇△×の三段評価)になってしまいます。
    4代目アクセラに関して言えば、初めてアクセラの方がアテンザより先に発売されるケースらしいので、新型アテンザが出た際に「下克上」が達成されているのかどうかが気になるところです。

  • #2

    CARDRIVEGOGO (金曜日, 07 12月 2018 00:30)

    コメントありがとうございます。

    アテンザがアクセラに負けちゃったらそれはそれで大問題で、どこのブランドもそれなりにヒエラルキーの上のクルマが魅力的に見えるように作りますよね。現行アクセラはデミオやアテンザにはないデザイン上の特色などあればよかったのですが、ご指摘のように寸足らず問題に取り組んだ結果、Cピラー付近に具体的な解決策が見られますね。これで新型は「指名買い」が結構入るのでは?ルーフを下げる安易な方法を採らなかったのは素晴らしいと思います。