欧州カーメディアでマツダ・アクセラが沸騰中

 

992、X7、8erカブリオレ、MAZDA3

  ドイツのカーメディア『オート・ビルド』には、2018年LAモーターショーで期待すべきは、992、X7、8シリーズカブリオレ、そしてMAZDA3のワールドプレミアだ!!とデカデカと見出しに書かれていた。主役になるのは伝統のスポーツカーなのか!?革新の大型ラグジュアリーSUVとビッグクーペなのか、はたまたごくごく基本的なCセグハッチバックのニューモデルか!?と注目されているらしい。確実に日本価格は1000万円を超える3台に対して、250万円足らずのアクセラが主役になる可能性もあると注目されている。

 

最高の「ふつう」のクルマ

  イギリスのカーメディア・オートエクスプレスでは、何を意味したのかわからないけど、英国の「普通」のクルマ・ベスト9みたいな企画が出ていた。プレミアムブランドを除く欧州・日韓メーカーのCセグハッチバックで最も優れた乗り味を持っているクルマを決めてトップ9を表彰するってことなんだけども、

 

9位 プジョー308

8位 ボクスホール(オペル)・アストラ

7位 セアト・レオン

6位 キア・シード

5位 ホンダ・シビック

4位 シュコダ・オクタビア

3位 VWゴルフ

2位 MAZDA3

1位 フォード・フォーカス

 

・・・・とまあ上位は全く予想通りのトップ3。シビックの上にオクタビアが滑り込んだのが快挙!!とかなんとか書いてあった。MAZDAの旧世代シャシーを使うフォーカスが、スカイアクティブシャシーのMAZDA3(アクセラ)の上を占めている不思議な状況。オートエクスプレスは何が言いたいのだろう!?

 

 

 

重苦しい空気をSPCCIで吹き飛ばせ

  余計な詮索かもしれないけど、マツダに対して「昔のハンドリングを取り戻すべきだ!!」という想いが透けて見えるようだ。東アジアメーカーが3、VWグループが3、残りはフォード、オペル、プジョーがベスト9でその下には、トヨタオーリス、日産パルサー、シトロエンC4、ルノーメガーヌなど日本でおなじみのCセグハッチバックがあるけど、VWの一局支配を打ち破っているのはフォードとMAZDAだけ。

 

 

VW支配体制を打破して

  実質的には「東洋の神秘」MAZDAだけがVWに対抗する実力を持っているのだから、次のMAZDA3はとても注目だと言いたいのかもしれない。もしこれがコケたら、英国のCセグハッチバック市場は、VWグループおよびメルセデス、BMWといったドイツプレミアムブランドに制圧されてしまうだろう・・・っていう悲痛な叫びなのかも。

 

 

欧州メーカーの厳しい現状

  右を見ても左を見ても、ミッション一つまともに作れないメーカーばかり。2ペダルに関してはゲトラグ=マグナか、アイシンAWのFFミッションを使うしかない後ろ向きな欧州メーカーに対して、自社製のトルコンATとエレガントな自然吸気エンジンを配備するMAZDAに対する期待が大きいのは当然だ。これならば超強力なドイツ車にも勝てるだろう。そして何よりCセグ最高のユニット・・・ディーゼル=マツダ、ガソリン=マツダ、SPCCI=マツダってなあり得ない状況。

 

 

Cセグに複雑なメカニズム!?

  マツダが再び欧州を揺るがす革新的モデルを投下すれば、非ドイツ系メーカーも再び活気を取り戻すだろう。トヨタ、日産、ホンダももっとやる気を出してくれるんじゃないか!? ボデーがちょっと大きくなってエンジンは他のモデルとひたすら共通。VWが、PSAが、メルセデス・ルノー日産アライアンスがそれぞれ同じユニットを使う。あまりに合理主義が大手を振って歩き過ぎている!?是正を求めるのがカーメディアの役割!?自然とMAZDAに期待したくもなるよな。

 

 

MAZDAがVWを叩き潰す構図

  あまりにも刺激が無さ過ぎて平凡過ぎるCセグハッチバックの市場に、MAZDAはとんでもない『劇物』を持ち込もうとしている。ちょっと突飛に聞こえるかもしれないが、場合によってはVWがMQBを突如廃止するかもしれない・・・。それくらいの可能性をMAZDAの新型には感じている。1998年の欧州車当たり年にE46、156、アウディTTとともに欧州を席巻した初代フォード・フォーカスは、一度VWの全てを破壊したことがあった。

 

 

 スクラップ&ビルドを再び

  1998年にアウディは飛び立ったけど、VWは地に堕ちた。突き落としたのは、マツダのシャシー技術を接収して作った初代フォーカス。それから20年が経過して再び欧州の全ては行き詰まっている。VWゴルフの優越性をまともに語れる評論家は日本にはほとんどいない(福野さんだけ!?)。欧州でゴルフを評価するレビューは久しく見ていない。ゴルフ7はこれでもか・・・というくらいに5、6で得た評判を失墜させてきた。

 

 

Cセグの新時代の扉は開くのか!?

  もしかしたら、停滞気味の欧州Cセグは、今だったらテスラでも吉利汽車でも容易に風穴を開けられるかもしれない。けど欧州カーメディアは、再びVWを叩き落とすのはMAZDAであって欲しいと思っているのかもしれない。あくまでカーメディアと技術レベルを勘案したごくごく合理的な推論に過ぎないのだけど・・・。

 

 

 

 

最新投稿まとめブログ

 

↓初代&二代目のスポーティさが復活!?